今回紹介する本は2030年の世界地図帳です
この本はメディアや大学教授として活躍さている落合陽一さんが書かれています。
内容は主に2030年の世界はこうして動いていくというであろうという未来を予測されています。
現代の各国の動きやデータをもとに予測をされているのでとても信頼度が高いです。
これからの予測困難な社会に出ていく子どもたちには、ぜひ読ませておきたい本となっています。
では、大まかなこの本の内容を紹介していきたいと思います。
目次
1.SDGsについて
2.環境主義VS資本主義
3.これからの日本が目指すところ
4.まとめ
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1.SDGsとは
最近このSDGsというのを耳にする機会も多くなってきたと思います。
そもそもSDGsとは何かというと、
「持続可能な社会にしていくために、みんなで協力していきましょう。」
ということです。
協力していきましょうだけになると、具体的に何をするの?
となるので、具体的に17個の目標を掲げています。
内容は以下の通りです。
この17個の目標を世界で達成していこうというのがSDGsの基本理念となります。
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2.環境主義Vs資本主義
環境主義というのはここでいう、SDGsを推し進めていこうというする国(主にヨーロッパ)で、資本主義は自分たちの利益を第一に考える国(アメリカや中国)のことを言います。
今の世の中は資本主義であり、特にアメリカのGAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)が世の中の覇権を取りつつあります。
これらの企業の特徴としては、利益を第一に考え、どうすればいかに儲かるかということを日々研究しています。
そこで待ったをかけたのがここでの環境主義なわけです。
「ちょっと待ちなさい。利益も大事ですけど、
それは環境に優しいの? 多くの人々の暮らしを考えてるの? 一部の人だけが儲かるんじゃないの?」
といったような、理念や感情に訴えかけています。
例をあげると、食材を購入する時に少し高いけど環境に優しい育て方をしているものを買うとか、フェアトレードの商品を購入するなど、利益ではなく感情で物事を判断するということになります。
しかしこれは逆にいうと、資本主義に対抗する唯一の対策とも言えます。
アメリカや中国そしてインドが急成長を遂げる中で、ヨーロッパの国々がもう一度覇権を取ろうとすると、策はもうこれしか残っていないのかもしれません。
では、これからの日本はどこに向かって進んでいくのでしょうか?
この本の中ではずばり、この波に乗るしかないと言われています。
日本は残念ながら資源に恵まれている国とは言えません。
そこで日本は物を加工する技術で世界と勝負してきました。
もう一度その技術を利益のためだけでなく、環境や持続可能な社会の実現に向けて使っていく必要があるということです。
例としては、日本というブランド力をつけるということが挙げられます。
スイスはとても小さい国ですが、時計という分野において世界を牛耳っていると言っても過言ではありません。
「環境」というブランドを日本で確立することができれば、再び世界で勝負できることでしょう。
日本の目指すところがわかれば、今あなたが身につけておくべき力が自ずと見えてきたのではないでしょうか?
日本が技術大国と言われていたのは昔の話です。
今日本が世界で再び輝くために、「環境」をテーマに開発を続けていくことが大切だと感じました。
ぜひ、一度手に取ってみてください。
世界の動き、未来の日本の目指すところ、そしてあなたが今つけるべき力が見えてくると思います。
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