不登校=悪いこと、ダメなことではない
これはよくある不登校生徒を抱える親御さんや社会の認識ではないでしょうか。
私も不登校の相談を受ける中でほとんどの方が「不登校は悪いことだ」という認識でおられました。
私自身が経験してきたことを踏まえながら、不登校で悩まれている方にお伝えしていきたいと思います。
目次
1.不登校って悪いこと?
私が学生の頃や、今親の立場に置かれている方は
「学校に行くのが当たり前、行っていない人はサボり」
のような認識をされている方も多いと思います。
しかし、目まぐるしい社会の変化の中で教育現場でも不登校に対する考え方も大きく変わってきています。
今の教育現場では、無理やり登校させるという行為は減少しています(一部ではあるかもしれませんが)。
これはなぜかというと、不登校になるということはその子どもが何かに悩んでおり、その悩みが行動として学校に行きたくないという行動を取っているからです。
力づくで学校に来させても、悩みの解決にはなりません。
行動を起こしてくれているその子に寄り添い話を聞いてあげることがまずは大切だと思います。
また、不登校が悪いことを思っているのは、子どもも同じです。
話を聞いてあげる際には、不登校は悪いことではないんだよ。ということをまず伝えてあげてほしいと思います。
不登校ながら社会で成功している方はたくさんいらっしゃいます。
最近で言うとイェール大で准教授をされている、「成田悠輔さん」が有名ですね。
成田さんは中高不登校ながら、東大を主席で卒業されるというすごい実績の持ち主です。
成田さんは少し極端な例かもしれませんが、要するに学校に行けてなくても、生きていくことは十分可能だということです。
不登校でお悩みの親御さんや学校に行けない子が周りにいる人は、是非「不登校は悪いことではないよ」と伝えてあげてください。
2.不登校の原因とは?
不登校の原因ははっきり言って人の数だけあります(解答になっていなくてすいません)。
その子にはその子の悩みがあり、また本人自身も何に悩んでいるのか分からない場合も多くあります。
私たち教師や親御さんは具体的な原因を探しがちです。本人に原因を問いただすと、何か具体的なことを言う事はありますが、それだけが不登校の原因になっていることは私の経験上少ないです。
多くの原因が積み重なり、何かが決めてとなり、不登校となる場合はありますが、ほとんどはたくさんの原因が積み重なった時に不登校という行動に出る場合がほとんどです。
ですので、不登校の問題は早く解決しようとするのではなく、じっくり時間をかけていく必要があります。
その時には、決して不登校である本人を責める事なく寄り添ってあげてください。
3.不登校の解決策
不登校の解決策は、「不登校であることを認め、不登校が悪いことではない」ということをしっかり認識することだと思います。
中でも、当事者に一番近い保護者の方の理解が大切です。
不登校生徒を抱えると、保護者の方も精神的にしんどくなってしまうケースがよくあります。
今までの育て方や関わり方を責め、原因は全て自分にあると思い込まれる方もいました。
このような状態に陥ってしまうのはやはり、「不登校=悪」だと思い込んでいるからです。
その固定観念があるが故に、周りに相談もできず1人で抱え込んでしまい、親御さんもしんどくなる→子どももしんどくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
是非、自分自身の固定観念を捨てていただき、不登校について正しい認識をしていただければと思います。
4.まとめ
まずは、不登校は悪いことではないということをしっかり理解していただくことから始めていただければと思います。
最後に一つだけ
不登校で悩まれている方で一番してはいけない行動は、「1人で抱え込む」ということです。
私が持った不登校生徒の親御さんで、「実は主人には言っていないんです」と家族の中でも内緒にされている方がいらっしゃいました。
これは非常にまずいパターンの一つです。言えない理由があるのかもしれませんが、そんな時には担任の先生や各教育委員会に相談をしていただくことが大切だと思います。
最近はカウンセラーが各学校に配備されていますので、その方とお話しするのも一つの手だと思います。
不登校という問題は1人で解決するには厳しい問題の1つだと思います。
もし、不登校で悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、是非周りの方に相談することから始めてください。
下記に厚労省の悩み相談URLを掲載しておきます
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