今回紹介する本はドラマでも有名になったこの本「嫌われる勇気」です。
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この本の著者のアドラーは心理学者で、心理学の面から悩みやストレスに対する対処法を紹介してくれています。
あなたの悩みもこの本の内容を知れば、解決できるはず!
では、簡単に本の内容を紹介したいと思います。
もくじ
アドラーは悩みの原因はすべて人間関係にある。と断言しています。
「人間関係だけじゃないでしょ~。」と思った人もあると思いますが、よくよく考えてみるとほとんどのことは人間関係が悩みの種ですよね。
例えば、「自分は貧乏だ。」と思う人はなぜ自分が貧乏だと思うのでしょうか?
それは自分の周りの人や、世間の平均年収などと比べているからではないでしょうか?
他にも、自分はモテないとか話すのが下手くそだとか、勉強ができないなどほとんどか人と比べているからですよね。
アドラーはまず、悩みは人間関係から生まれていることを理解するべきだと言っています。
その1. 承認欲求を捨てる
簡単に言うと、「人から褒められることに重きをおくな。」ということです。
とは言っても人間は褒められるとうれしい動物です。親や先生、もしくは自分の尊敬している人から褒められると、「よし、また頑張ろう!」と思えるものです。
しかし、アドラーは「それが危険だ。」と言っています。
なぜかというと、褒められることを目的に行動するようになってしまうからです。
例えば、自分があまりしたくないことや、乗り気でないことでもあの人に褒めてほしいから、認めてほしいからやろう。という風に目的が自分ではなく、相手になっているからです。
これを続けてしまっていると、自分の本当にやりたいことを見失ってしまう可能性があります。ぜひ、人の評価を気にせず、スポットライトを自分自身に当ててみてください。
その2.他人と競争しない
人の幸せを妬んだり、人の不幸を喜んだことはありませんか?
これは、人の成功=自分の負けで、人の失敗=自分の成功という風に考えてしまっているからです。
仮にこの法則が正しいとすれば、あなたは幸せになれるのでしょうか?
自分だけが独りよがりで勝ち進み、周りを蹴散らしていく。その先にあるのは成功ではなく、孤独しかありません。
このように、他人と自分を比べるのではなく、自分が目指す理想の自分と比較することが大切です。
周りにいる友人も、敵ではなく、一緒に高みを目指す仲間として切磋琢磨していくことが大切ですね。
その3.人に貢献する
人は一人では孤独で生きていけません。どこかのコミュニティに所属し、そこに居場所があることで幸福感を得ることができます。
居場所を感じるためには2つの方法しかありません。
人から認めてもらうこと(承認欲求)と人に貢献しているという実感を持つことです。
前者は幸せになる方法その1.で不必要とお伝えしたので、人に貢献する実感を持つことがあなたの幸せ度を上げてくれることになります。
例をあげると、「俺の働いたお金でお前ら飯食えてるんだぞ、感謝しろ。」というお父さんと、「俺が働いていることで、家族に貢献できているんだ。」というお父さんでは後者のほうが幸せ度が高いのは明白ですよね。
このように、人に貢献していることが、自分の価値だと感じることがとても大切だということになります。
貢献することで、ありがとうと言われることに対して、幸せを感じることができれば、あなたの幸福度はすごく上がっていると思います。
いかがでしたか? 私はこの本を読むことで、心が身軽になった気がしました。
学生の時期はいろいろな人間関係で悩む時期だと思います。
その悩みはあなたの中だけでなく、人との中で生まれている場合が多いです。
その悩みが人と比べることによって起きていることなら、それは気にしなくていいと思ってください。
あなたの幸せはあなたが決めるもの。ぜひ、人に左右されない、自分を大切にする人になってください。
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